東京新聞 2008年2月6日より
畳などに使われるイグサには子どもの集中力を持続させる効果が認められることが、北九州市立大の森田洋准教授(生物資源工学)の研究で分かった。
香りや色、感触が適度に緊張をほぐして集中力を長続きさせるということです。
森田准教授は、福岡市内の学習塾に畳敷きの特別の教室をつくって調査を実施。
中学一年生二百三十三人、小学五年生九十人の計三百二十三人を対象に、畳教室と普通の教室で二けたから四けたの足し算や引き算を、三十分に何問解けるか調べた。
その結果、普通の教室で解いた問題の数(解答数)は平均百二十九問だったのに対し、畳教室では平均百四十五問で14.4%上昇。
とくに小五の解答数の伸びは24.3%で中一の12.4%の倍だった。
正答率は普通教室88.5%、畳教室90.4%でほぼ一緒だったが、集中力には有意な差が表れたといい、森田准教授は「低学年ほど集中力の持続効果が望める。
学校や塾、子ども部屋に畳を導入することをお勧めしたい」と話してる。
森田准教授の分析では、イグサにはバニラに含まれるバニリンや、樹木と同じフォトンチッドなどの香り成分が含まれ、
リラックス効果がある。
畳に加工した際の黄緑色も安心感を与えているようだという。
イグサは食物繊維がレタスの40倍を含むイグサの青汁・イグサをティーバッグにした入浴剤と石鹸等が売りに出されている。
畳でおなじみのイグサはインド原産。茎はスポンジ状で弾力に富む。北九州市立大の森田洋准教授(生物資源工学)は
「この茎が空気中の有害物質を吸着するほか、吸湿性に優れ、食中毒細菌などに対する抗菌作用も確かめられている」と説明する。